用語集
風量
集塵機の風量とは、集塵機が1分間に吸い込む空気の体積を表す値です。吸込口を基準とし、 単位は「m3/min」で表します。
風量の単位は、通常m3/minで表します。これは1分間(min)に吸込む体積(m3)です。風量の値が大きいほど、粉塵を吸引することができます。
なお、吸込状態の標準空気は、温度20℃、絶対圧力101.3kPa、絶対湿度65%で単位体積重量は1.2kg/m3として風量を表示しています。
必要風量の計算方法
集塵に必要な風量は、
(1)吸込む粉塵の性質(重さや状態)
(2)必要なフード(ノズル)の大きさ
(3)距離(ゴミの発生源から吸込み口までの距離)から、計算することができます。
風量Q=60×Vc×(10×X2+A)
Q : 必要風量(m3/min)
Vc : 制御風速(m/sec)・・・下図参照
X : 距離(m)・・・・・・・・粉塵発生源から吸込口までの距離
A : 開口面の面積(m2)・・・L×W
上記の計算式で注目すべきポイントは、 必要風量(Q)は、距離(X)の二乗に比例するという点です。
つまり、ゴミの位置から吸込み口までの距離を短くすることが効率的に集塵する第一関門であると言えます。
第二関門としては、吸込口から集塵機までの距離が重要なポイントとなります。