よくあるご質問

Q.集塵機の性能はどの数値を見ればいいですか?

A.集塵機の性能を表示する数値として以下があります。

  1. 出力:W(ワット)

  2. 電圧:V(ボルト)

  3. 風量(Q):m3/min(リューベパーミニッツ)

  4. 静圧(Ps):kPa(キロパスカル)

集塵機の性能を上記の数値だけで判断することは、難しいかもしれませんが、距離や、吸込みフードやノズルが決まれば、どの集塵機を選定すべきか、ある程度判断することが可能です。

1.出力

集塵機がどのくらいのパワーをもったモータを使用しているかという数値です。数値が大きいほど、力が大きいということになりますが、同じ出力であってもその他の要素により、集塵能力には差があります。

2.電圧

入力電圧を表示しています。使用する環境、地域により、100V~240Vと違いますが、対応できる電圧を表示しています。単純に電圧が高い方が効率よくモータを回転することができると言えます。
また、単相と三相がありますが、三相交流とは、三種類の(120度づつ位相がずれている)交流の起電力が混在したものです。また、一種類のみのものが単相交流で、一般家庭に供給されているのは、単相100V/200Vです。
日本国内では、三相交流は、主に業務用の電力として使用されていますが、一般家庭でも、大型エアコンの室外機の電源として使用される場合があります。

3.風量

単位時間(1秒間)当たりに吸い込む空気の体積のことです。
集塵に必要な吸込み風量(リューベパーミニッツ)は、吸込み断面積(m2)×風速※(m/s)×60secで簡易的に計算することができます。
風速※については、軽い粉塵は、風速1.0~2.0m/s 比較的重い粉塵は、風速2.0~5.0m/s ホースを近づけて吸引する場合は、10~15m/s また、高圧型集塵機では、30~100m/sと考えるとよいでしょう。
※この風速は、フード面風速を表しています。ゴミの発生源から吸込口の距離がわからない場合や、限りなく接近させて吸込む場合には、フード面風速を用いて必要風量を計算することができます。

4.静圧

簡単に言いますと、必要とする風量を得るためには、ホースや装置の抵抗に打ち勝つ風の力が必要です。その力が静圧です。羽根車の回転数を上げることにより、静圧が上がります。細いホースやノズルを使用する場合には、3~10kPaが必要です。

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