2024.12.27

大型集塵から小型集塵機への置換えメリットについて

はじめに

弊社は小型集塵機のパイオニアであり2024年度で27期目を迎えました。

局所集塵という概念を造り、歩留まり改善や品質向上に努めています。

粉塵・レーザー用で、小型・中型まで豊富なラインアップを取り揃えており、また世界から選ばれるメーカーとしてCE/米国NRTL認証の海外規格取得に積極的に取り組んでいます。

 

「大型集塵(工場集塵)」とは

大は小を兼ねるという考えから、風量や集塵物ダスト容量の大きな集塵機を設置して、集塵が必要な箇所へ、複数分岐した配管設置工事をおこない集塵する考え方です

 

 

「小型集塵(局所集塵)」とは

大型集塵機設置時に必要となる、ダクト配管工事の手間を省き、集塵が必要な箇所に、最適な機能・性能の小型集塵機を1台ずつ設置していく考え方です。

 

 

「小型集塵(局所集塵)」のメリット

①集塵箇所追加への優位性

大型集塵で複数箇所を分岐した状態からさらに集塵箇所を追加した場合、全体の集塵能力が低下し、満足な吸引力を確保できないケースがございます。

集塵箇所を追加する際に小型集塵機を追加で設置する事で、全体の吸引力を保持しながらも必要な吸引力を確保する事が可能です。

必要な箇所で必要な能力でお使いいただけます。

 

②工場初期投資の軽減

昨今の材料費や人件費の高騰に伴い、大型集塵機を設置する際には、本体以外のコストも増加しています。特に、配管工事にかかる配管部材や人件費が大きな負担となります。このようなコスト上昇を避けるため、小型集塵機をメインに生産ラインや装置を構築することで、これらのコストを大幅に削減することが可能です。

 

③生産ライン、レイアウト変化への対応

集塵機を小型化し分散させる事で、ライン、レイアウトを変更する場合でも、柔軟に対応する事が可能になります。また、事前の集塵能力の評価も小型機であれば、簡単に行えます。

 

まとめ

小型集塵機(局所集塵)にはメリットがいっぱいです。

小型集塵機(局所集塵)と大型集塵(工場集塵)との比較

小型集塵と大型集塵との比較について、下記の表にまとめました。

ご参照ください。